
自分から『この本が絶対に欲しい』と言ったのは、恐らく私的な勉強では初めてのことだと思う。
俺は大学では農学部に所属しているため、当然バイオ関係には興味がある。
が、それと同じか、またはそれ以上に外交にも興味がある(国際関係に行かなかったことを事実、少し後悔している)。
先日俺のこのブログでは、愛国心を巡る問題でやや熱を帯びた議論が展開された。
主張に関して譲歩する気は毛頭無いが、それと同時に自分の『相手の立場に関する知識不足』という問題があったことも認める。
それを改善すべく、俺は書店に走ったのだった。
書店で支那に関する本を見ていると、最近の反日もあってか、やはり支那に対する批判的な作品が多い。
しかも筆者が殆ど日本人のため、自分が必要としている『相手側の立場』が不明なものが多い。
筆者が日本人では詰まるところ日本人の立場でしか書かれない、それは『日本国民』という縛りから逃れることができないから。
したがって、筆者が日本人のものは候補から即消した。
でもかといって、反日丸出しの筆者も自国の利益しか考えていないため除外。
その結果、ある一冊の本にたどり着いた。
それが写真に載せたこの本、『なぜ中国人は日本人にケンカを売るのか』だ。
筆者は孔健という方。
彼は支那人でありながら、親日派ジャーナリストとして活動しているそうだ。
余談だが、名字を見てまさかと思うかもしれないが、彼は孔子の第75代直系子孫と言う。
で、その内容。
自他ともに認める筋金入りの支那嫌いの自分が、本を読みながら頷いていた。
最も驚かされたのは、『支那人でありながら日本で活動するジャーナリスト』という中立立場をフルに生かした大量の情報と、それらの多岐に渡る仕入先だ。
後者に関しては日本人の若者、支那人の若者、両国の大人、両国の政治家、彼の親戚の軍人(人民解放軍海軍所属)……自分が知りたかった全ての情報、いや、それ以上の情報が入っていた。
まだ半分も読んではいないけど、少なくともこれだけは言える。
『自分の視野は恐ろしく狭かった』と。
誤解されぬよう繰り返すが愛国心(および国防意識)については、異常なまでの平和ボケを肯定することに繋がることから譲るつもりは一切無い。
が、支那という国、正確には支那国民を見る目がかなり変わったのは確かだ。
読書感想文なるものを、久々に書いてみようか。

